みたらし団子’s blog

神戸に住んでいます

【理系国公立】大学院入試への挑戦 

大学生のみなさん、こんにちは。

特に理系の方は、約8割が大学院まで進学しますよね。「もう勉強はこりごりだ!」と文系就職を目指す方は別として、ここではみなさんが院試に受かる可能性を少しでもあげるため、私自身の経験も踏まえて院試について書いていきます。

大学院入試とは

院試で知っておきたいポイントをいくつかまとめます。

 

1.誰でも受けることができる

院試は、通っている大学に関わらずどの大学院の入試も受けることができます。

よって大学のランクを上げることもできます。いわゆる学歴ロンダリングですね。

もちろん、社会人の方でも挑戦することができます。

 

2.落ちることがある

大学にもよりますが、院試の倍率はおよそ1.1~1.3ほどです。(東大は別)

学部時代と同じ大学を受験する内部生とそうでない外部生に分かれ、人気大学ほど

外部生が多くなり、倍率も上がるということですね。

内部生だからと油断していると、外部生に成績を抜かれ、落ちることが稀にあります。

 

3.努力すれば必ず受かる

ただし、内部生に限ります。これはよく聞く話ですよね。「院試は勉強したら受かる」と。一体どういうことなのか説明していきます。

そもそも院試は、その大学の教授が問題を作成するのですが、その際授業で扱う教科書や配布するレジュメなどを参考にしています。

高校の勉強とは違い、大学ではより専門性が上がるため、同じ教科でも大学によって教える範囲や問題の解き方が全然違うんです。

よって、内部生は院試に有利、外部生は不利ということになります。

また、内部生には院試の過去問が全教科数年分、解答付きで出回っています。

(友達がいない方でも研究室で配布されたりするので安心です。)

院試の勉強法で最も効率が良いとされている過去問の周回を多くのパターンで行うことができることが、内部生の一番の強みであると言えます

それに加え、内部生は面接試験が免除で満点扱いで処理されることも多く、外部生よりも格段にアドバンテージがありますよね。

 

勉強する環境を整えよう

何事でも環境は大切です。特に勉強における環境の大切さは、進学校や私立の高校出身の方々は理解しているのではないでしょうか。

院試で落ちる人は当然勉強が不十分だったということですが、それは環境が悪かったことが原因であると考えられます。

なぜかというと大学院入試へ挑戦する方々は皆、倍率の高い大学入試を突破し、それなりの大学に通い、ある程度勉強ができる人たちであるからですね。

では、院試における良い環境づくりについて説明していきます。

 

・心構えをする

先ほどから申し上げていますが、院試は勉強しなければ落ちます。ということは、周りのライバルは皆必死に勉強する訳ですね。私自身、院試前の1ヶ月半は毎日10時間以上勉強していました。大学受験時を思いだし、試験勉強に没頭する覚悟を決めましょう。

 

・バイト、部活、サークルはやめる

院試前は、院試のことだけを考えましょう。週一の数時間程度なら気晴らしになるためバイトはしてもよいかもしれません。しかし、部活およびサークルは極力行かないことをおすすめします。なぜなら、院試前つまり大学4年の文系学生はちょうど就活が終わり、超ハッピーモードです。遊び呆けています。そんな人たちと一緒にいてしまうと勉強に対して何らかの悪影響があることは容易に想像がつきますね。院試前は、共に合格を目指す同士と毎日過ごすのが一番であり、それが理系の青春です。

 

・一緒に勉強する仲間を作る

"受験は団体戦"これはよく聞く言葉ですが、大学院入試においては特に意味が深まります。大学の勉強は難しく、1人では分からないことが多いからです。定期テスト前の勉強で経験してるとは思いますが、高校までとは違い、大学の勉強は1人で行うことができませんよね(笑)

必ず分からない問題や式が出現し、助けてくれる友達が必要となります。また、ある一つの問題に対し、友達と解き方についての意見を出し合い、議論するだけでもかなりの勉強になります。また、数人で勉強すると集中力が長続きし、効率が格段にアップするといったメリットもあります。

基本的に院試勉強は研究室の友達と一緒に行うことになります。他の研究室の学生とは時間を合わせにくいからです。一般的に研究室に配属されるのが4月、院試休みが始まるのが7月あたりとなっていますが、研究室ごとにわずかに時期が異なります。特に院試休みが始まるまでの期間は、研究室ごとに忙しさが全く違うので、隙間時間にマメに勉強しようとなると、どうしても研究室のメンバーで行うことになります。

しかし、研究室は4月に配属が決まるため、もともと友達でなかった人たちばかりである可能性も十分にあります。配属前の時点ですでにグループが出来上がっており、自分がハブられているような状況だとピンチです。受け身にならず、自分から積極的に仲良くなったり勉強に誘ったりして、「院試は一緒に勉強しよう」という意思を伝えましょう。何度か一緒に勉強することで、それが定着し、院試休みが始まってからも時間を合わせて図書館などで一緒に勉強するような関係になります。

 

・過去問、レジュメを手に入れる

院試勉強を共にする仲間がいれば手に入れる方法については問題ありません。

院試において最も効率の良い勉強法は、過去問を何度も解くことです。院試を体験した先輩たちも口を揃えて同じことを言うでしょう。院試は毎年同じ先生が作成しているので、ある程度傾向が似ているのが1つ目の理由です。そのため、何年分も解いていると同じ解答法の問題に何度も出会うことになります。もし、全く歯が立たなくても、先輩たちが今まで作り上げてきた解答(問題と同時に出回ります)を理解しながらノートに写すだけでも良いです。また、2つ目の理由として、大学によって同じ教科でも勉強する範囲が異なるからです。

ちなみに私は、全科目15年分を6週しました。自分の理解の薄い範囲は指定の教科書およびレジュメを熟読・演習問題を解くことで抜け目のないようにしました。